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鏡リュウジ 星のワークブック

「鏡リュウジ 星のワークブック」

    鏡リュウジ 著
    2006年9月14日 初版発行
    講談社 1,800円 + 税
    ISBN4-06-213611-2

鏡リュウジ 星のワークブック
1,500円以上だから送料無料(のはず…、リンク先をご覧下さい)
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はじめに〜 星を読むことは自分を読むこと
付録 CD−ROMの使い方
PART1 「ホロスコープは誰にでも読めるものなのですか?」
  対談1.鏡リュウジ×角田光代
PART2 ホロスコープの読み方 実践編
  「まずは、惑星と星座を読んでみよう」
PART3 ホロスコープの読み方 上級編
  「ハウスを読めると占星術はもっと楽しい」
PART4 「心理占星術が当たるのはなぜ?」
  対談1.鏡リュウジ×角田光代
鏡先生の授業を受けて〜角田光代
あとがき〜鏡リュウジ
付録 占星術が学べるスクールリスト

☆ 鏡リュウジファンとして

星占いとか、西洋占星術と言われるものを「自分でもやってみたい」とか「勉強してみたい」という人がいます。そんな人にお勧めしたい本が出ました。

この本は、彼のもっとも得意とするところの心理占星術が色濃く出た本ではないと思います。(俺に、心理占星術が何たるかを語れるわけではありませんが。)心理占星術の立場から書かれたセンテンスもたくさんあり、あえて分類すれば心理占星術の本と言えるかもしれません。でも、この本は、広く、占星術の本という位置づけなのでしょう、心理占星術のカラーを前面に押し出してはいないように感じました。個人的感想としては、入門書としての位置づけとするために、わかりやすく書かれてもいるし、工夫もされています。そして、装丁もオシャレ。この1冊さえあれば、占星術のすべてがわかるとか、占いはばっちりなんて便利なものではないかわりに、ここから入っておけば間違えることもないだろう、そう思わせてくれる1冊です。

☆ 占いの怖さ

占いのスタイルはいくつもあり、「ずばり!」という答え方にはインパクトもあるし、それが悪いとも言いません。誰がうまいとか、誰は危険ということではなく、断定することには常に危険がつきまといます。決め付けてしまうことになって、その「結果」を聞いた人の視野が狭くなってしまう危険もあれば、占う側にだって占いに対して圧倒されて盲目的に信奉して押しつけてしまうような危険があるでしょう。

鏡さんの書くものは、こういう危険性がほとんどないと思います。(まぁ、盲目的鏡ファンになってしまう可能性はあるけれど。(笑)) お勧めしたいという一番の理由は、そこにあるのです。著作物ですから、著者のカラーはあってあたりまえです。
著者のカラーが強い、例えるならその色がビビットな原色であれば、好き嫌いもハッキリ出るでしょうし、その「著者の色に染まってしまう」こともあります。鏡さんの本の場合は、著者のカラーが極めてソフトな色なのです。これから自分の色を持つべき、「はじめて占星術に触れる」ような人には、こういう本が適していると思います。占星術の世界に触れていくうちに、自分の進みたい方向、染まりたい色というものが出てくるでしょうから。

☆ そこまで細かいことはやらなくてもいいよ、という人は

ちなみに、ホロスコープを作るまではやりたくないけど、手軽な星座占いってないの?」という人には、以前の『月と太陽でわかる性格辞典』をお勧めします。

簡単に調べられて、そこに描かれていることは本当に楽しいです。自分や調べた人の知らなかった一面が垣間見えたり。みんなで騒ぐパーティなどに持っていったら盛り上がりそう。そんな1冊です。
個人を占うとしたら、パソコンでホロスコープを描いて、さらに、じっくり検討して。そういう時間がとれないとか「もっと気軽でいいのに」という場には、『月と太陽でわかる性格辞典』が最適です。

☆ 占星術に思うこと

占星術なんてものは勉強しだせばきりがないし、「まぁ、このへんでいいんじゃない?」なんてレベルがあるわけでもなく、きっと永遠に勉強したり、考えていくものなのでしょう。だからこそ、「ホロスコープを読んでみたいんですけど、どの本から入ったらいいですか?」と聞かれた時に答えられる本ができたのは嬉しいことです。
(以前、勧めていた本は、最近では入手できないみたいですから。)

初心者に冷たいといわれる穂渡桂樹ですが(笑)、まぁ、冷たいです。

だって、googleで検索すれば書いてあるようなことを聞かれれば、「とりあえず、自分で調べるということをやってみたほうがいいですよ」と言います。それでも「丁寧に頼んでいるのに教えてくれないから冷たい」と思われるみたいです。時には「知っている人には教える義務がある、教えないのはケチだからだ」みたいに言う人もいます。俺なんてまだまだ占星術の世界では知らない言葉かりですから、聞かれても、中には知らないことやわからないこともあるのですが、「秘密にして教えてくれないから冷たい」と思われたり。

レベルというものは、あるようでない、ないようであるものです。時には「今、それを知りたいとあれこれ聞くのではなくて、一度でもいいから、ホロスコープを作って占ってみなよ」とか、「まず、自分でやってみて、感覚をつかめばいいのに」ということでも、とにかく、全部勉強して知ってからやりたい、知らないことが悪いことと思っている人もいるようです。こういう言い方は失礼かもしれませんが、ステップを踏んで、階段を上っていくと考えればわかりやすいです。確かに、色々な技術、知識はあるのですが、それは必要になれば(必要なレベルに達すれば)なんとなくわかってきます。なんとなくわかってくるというより、勉強の仕方がわかるというか、それを見たときに「これって、こういうことなのかな?」という憶測がつくでしょう。そこでそれに触れていけばいいんだと思います。1冊の本で、いや、5冊や10冊の本を読んだだけで、「占星術は完璧」なんてことはないと思います。

でも、「専門家にはならなくてもいいし」と言う人もいれば、「これから何十冊も読むつもりだけれど、まず最初には?」という人に勧めたい本が出た、という話です。


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Written by 穂渡桂樹

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